店舗内装はインテリア選びが重要|大阪の店舗内装で失敗しないためのイロハ

「開業したい」と思い立つと、「インテリアはどうしよう」と真っ先に店舗の理想図を考える人がいます。
しかし、焦らずまずは冷静になって、「店舗をどういった雰囲気にしたいか？」というコンセプトを熟考しましょう。
インテリアを含む店舗の雰囲気と、店舗の根本的なコンセプトは深く繋がっているのでどちらかだけが先行してはいけません。

まず店舗のコンセプトをじっくりと練り、その後にインテリアデザインについて考えましょう。
そうすることによって、店舗のコンセプトと雰囲気がしっかりとマッチした店舗が出来上がります。

店舗のコンセプトをしっかり捉えたインテリアを選ぶことによって、本当に理想の雰囲気を作り上げることができます。

一例ですが、高級なイメージの店舗にしたい場合は、黒や茶などのシックな木目調のインテリアを選びます。
黒や茶色といった暗めのトーンは、高級感や重厚感を演出します。

また、落ち着いた雰囲気の店舗にしたい場合は、アースカラー（アースカラーとは1970年代に流行した色で、大地(土や砂)・木(植物)などの主に茶系の色にカーキとオリーブを含めた色のことです。）を取り入れると良いと言われます。
落ち着いた雰囲気のある店舗は、どんな時代でも流行りに流されず一定のニーズがあります。
ソファーなどのお客様に近い位置にアースカラーを取り入れると、店舗のアクセントにもなります。

また、親しみやすい店舗したい場合には、暖色やパステルカラーをベースにインテリアを選びます。
暖色・パステルカラーを取り入れた店舗内装は、ファミリー層などの利用を促す効果があります。
照明やチェア、クッションなどに暖色・パステルカラーを意識的に取り入れてみましょう。

インテリアを研究し力を入れて集客に成功している店舗は多く存在します。
開業する際には、自分が心地いいと感じる店舗、理想に近いと感じる店舗を研究してみるのも大切です。

例えば、スターバックスコーヒーは多くの人が魅力的と感じ、リピーターが多いコーヒーショップです。
スターバックスに入店した際に最初に目に入るのが、かわいらしいペンダントライトです。
スターバックスには木目調の素材が多く取り入れられていますが、ただ木目調だけだと簡素な印象だけを来店客に与えてしまう可能性があります。
そこで、おしゃれでかわいらしいペンダントライトを取り入れることによって、空間がぱっと明るくなり、シンプルでありながらおしゃれな空間を演出しているのです。
また、店舗の色彩をアースカラーで統一し、全体的に落ち着いた雰囲気を演出している点も見逃せません。

このように、流行っている店舗は深く熟考せずただインテリアを置いているのではなく、コンセプトをベースにしっかりとその魅力を引き出すインテリアを取り入れているのです。

上記のように、インテリアに関するテクニックはたくさんあります。
しかし、何よりも大切なのは、一番最初に決めるべき店舗のコンセプトです。
はっきりとしたコンセプトがなければ、心地の良い理想の空間を作るのは難しいのです。

実際に店舗内装工事が始まってしまうと、後からコンセプトを変更するのは難しいでしょう。
インテリアも店舗の雰囲気を決める重要な要素ですが、まずは成功している店舗を参考に、しっかりとコンセプトを決めましょう。