大阪の店舗内装のトラブルの事例|大阪の店舗内装で失敗しないためのイロハ

トラブルと言っても一概に、「これだ」というものはありません。
なので、トラブルとして取り上げることの多い事例を今回は紹介します。

① 見積もり額より多い請求をされた

これは、最も多いトラブルです。
必ず契約時には、詳細まで記載された見積もり書の提示を求め、「これ以上の請求はないこと」、「やむを得ず追加工事が必要になる場合には、必ず説明すること」を約束しておきましょう。

② 勝手に追加工事をされた

本来は追加工事の報告を依頼主に説明しなければいけないにも関わらず、勝手に追加工事を行う悪徳業社もあるそうです。
そして、勝手に工事を追加してその分の費用を請求してくるそうです。

そのようなことがないよう事前に約束するとともに、工事中はできるだけ現場をチェックするよう努めることが大切です。

③ 必要な工事が行われなかった

追加工事とは逆に、お願いした場所の工事ができていないケースもあります。
対処法としては、工事中になるべく現場の様子を見に行くようにし、仕上がりチェックの際には目に見えない部分までしっかりと確認しましょう。

口頭だけでなく見積書や図面なども、事前に工事箇所をきちんと確認しておくことが重要です。

④ スケジュール通りに工事が終らなかった

開業に向けての工事を依頼しているにも関わらず、「工事が期日内に終らなかった」と言われると、それだけで機会損失です。
仮住まいを借りている場合には、実際の金銭的負担も増えてしまいます。

きちんとした理由・説明を求めましょう。

⑤ 仕上がりがイメージと違った

「色合いや使い心地が、想定と違う」「雑な仕上がりに見える」といったケースが少なくないようです。

設備やインテリアなどについては、任せきりにせずショールームなどへの同行を依頼し、施工中にもまめに顔を出して気になる部分はしっかり指摘するようにしましょう。

⑥ 自分の入るテナントの上階や下階の人からクレームがくる

事前にトラブルが発生する可能性を減らすためにも、近隣の住民や、同じビルに入居している店舗や住民に、事前に丁寧にあいさつとお詫びを行っておくことが欠かせません。

良い関係性を築いておくことでトラブルも減りますし、将来お客様として来店してくれる可能性もあるのです。

店舗内装はその工事方法も仕上がりも担当する業者によって大きく違います。
せっかく高額な費用を投じて工事を依頼するのです、できる限り上記のようなトラブルは避けたいところですね。

では、トラブルを未然に防ぎ、失敗しない店舗内装を行うための業者選びのポイントとはなんなのでしょうか？

依頼する業種の施工実績が豊富か

およそ多くの店舗内装業者にとって、依頼主の言う通りの施工をすること自体は難しくありません。
しかしそれはあくまでも見た目だけの話です。

実際には導線や使い勝手など、ぱっと見ではわからない様々な要素が店舗内装には求められます。
お客様の導線はもちろん、スタッフや従業員がいかに快適に仕事ができるのか、それは店舗設計が大きく関わってきます。

その意味で、やはり依頼する業種の施工実績が豊富な業者であれば、経験と知識から依頼主が思いつかなかったような最適な提案をしてくれることもあるでしょう。
そして、こちらのイメージや要望を間違える事無くしっかり汲み取ってくれます。

業者を選ぶ際は、その業者がどういった業種の店舗内装に強いのかをチェックするようにしましょう。

こちらの質問・要望に親身に対応してくれる

優良な店舗内装業者になればなるほど、契約前でも手を抜かず依頼主のイメージに合った具体的な提案をしてくれるものです。
その上で、不明点や要望などを業者にどんどんぶつけてみましょう。
しっかりした業者であれば親身になって相談に対応してくれ、工事前に信頼関係を築くことができるでしょう。

逆に、まだ契約前だからといって曖昧な返事をしたり、対応が不親切な業者は避けましょう。
決しては安くはない工事代金を預けるのです。
契約の有無で態度が変わるような業者は避けておいた方が賢明と言えるでしょう。

支払い方法をしっかり確認する

店舗内装工事の中で、「工事の最中なのに業者と連絡が取れない」「工事費用を持ったまま逃げられた」といったトラブルは稀にですが起こっているようです。
こういったトラブルを未然に防ぐためには、工事費用の支払い方法を確認しておく必要があります。

工事代金が数百万、場合によっては数千万円という代金の支払いは、基本的には複数回に分けて支払います。
多くの業者が「工事前」「工事後」の２回、または「工事前」「工事中」「工事後」の３回に分けて請求をしてくるでしょう。

中には「一括で全て支払いたい」という方もいらっしゃるかもしれませんが、実はこれはリスク軽減の意味合いがあります。
というのも、万が一工事中に業者が倒産してしまったとしても、依頼主の被害を最小限に食い止めることができるからです。
工事前に一括で支払ってしまっていては、依頼主は丸々損をすることになってしまいます。
その意味で、依頼主・業者の両方にとって複数回に分けることに意味があるのです。

逆に言えば、工事前に一括で請求してくる店舗内装業者には注意した方が良いと言えるでしょう。
一括請求してくる業者の全てが悪徳業者とは断言できませんが、上述の内容を考えれば依頼主にとってはメリットがありません。
大切・高額な工事代金を無駄にしないためにも、代金の支払い方法は事前にしっかり確認しておきましょう。